水出し番茶について
ご家庭でよく飲まれる番茶、安価でおいしいですよね。
番茶には身体に良い成分がたっぷり含まれています。
また、お湯でなく、水で抽出することによって、更に良さを発揮してくれる番茶は、夏にはおすすめのお茶です。
今回は、水出し番茶についての特集です。
■番茶とは?
番茶は緑茶の一種で、夏以降に収穫した茶葉や次の栽培に向けて枝を形成したときの茶葉などを使用したお茶です。
番外茶の略語で「晩茶」と書かれることもあり、遅く摘んだ時期外れのお茶という意味を持ちます。
煎茶と番茶の製造過程は同じですが、煎茶は若葉を使用し、番茶は成長した葉を原料にしているところが大きな違いです。
番茶にはどんな成分があるのでしょう・・・?
カテキンが豊富お茶に含まれるテアニンという成分は日光に当たるとカテキンに変化します。
そのため、十分に日光に当たった番茶はカテキンが豊富に含まれます。
番茶に多く含まれるカテキンには、血中コレステロールの低下、体脂肪低下作用、殺菌、抗菌作用などの効果があると言われています。
カフェインが少ない
緑茶にはカフェインが多く含まれているイメージがありますが、日光を浴びるとカフェインが少なくなります。そのため、成長した葉を使う番茶は、日光に当たる時間が長いので、他の緑茶に比べてカフェインの含有量が少なくなります。
ポリサッカライドが含まれる
「ポリサッカライド」は、多糖類の一種で、インスリンと同じような働きをして血糖値の上昇を抑える効果があると言われています。
血糖値が抑制され、糖尿病の予防や腎不全、緑内障などの合併症を未然に防ぐ効果が期待されると言われています。
ポリサッカライドを構成するアラビノースが消化酵素の働きを抑え、体脂肪が燃焼されるのを助けると言われています。
ポリサッカライドは水に溶けやすく、熱に弱いので、水出しで飲むのが効果的です。
ポリサッカライドを構成するリボースは、早く吸収され、疲れにくい体を作ったり、筋肉の能力を高める効果があると言われています。
※一度にたくさん摂取するよりも、毎日継続して摂取することで効果が期待されます。
秋冬番茶とは?
秋以降(9月以降)に摘まれる緑茶を言います。秋冬番茶は、他の時期に摘みとったお茶に比べて、ポリサッカライドをより多く含んでいることがわかってきました。
ポリサッカライドの働きで、血糖値の上昇を抑える効果があると言われていますが、熱に弱く、水に溶けやすいため、水出しで飲むのがおすすめです。
■なぜお湯ではなく水出し茶が良いの?
番茶に含まれるポリサッカライドは、熱に弱く、お湯で淹れると、十分に成分を抽出することができません。 しかし、「水出し」にすることで、ポリサッカライドを十分に抽出することができます。 番茶はもともと他の緑茶と比べてカフェインが少ないのですが、水で淹れることで更にカフェインを減少させることができます。 妊娠中、授乳中の女性やお子様も安心して飲むことができますね。 |
■おいしい水出し番茶の淹れ方
<急須の場合> 1. 急須に茶葉を10g、水を100ml入れます。 2. 5分間待ちます。 3. 濃さが均一になるように、急須の中身をまわして完成です。 1の時に、水と一緒に氷を入れるのもおすすめです。 |
■水出し番茶はこんな方におすすめです<血糖値が高めの方>番茶に含まれるポリサッカライドを水で抽出することで、血糖値の上昇を抑える効果があると言われています。 <ダイエット中の方> 水出し番茶に含まれるポリサッカライドは、体脂肪の燃焼を助け、疲れにくい体を作ったり、筋肉の能力を高めるので、ダイエット中の方にもおすすめです。 <妊娠中、授乳中の女性や小さなお子様> 番茶は、他の緑茶と比べてカフェイン量が少なく、渋味がないので、妊娠中の女性や授乳中の方や小さなお子様にも安心してお飲みいただくことができます。 <幅広い世代の方へ毎日の水分補給に> 番茶は他の緑茶に比べ、クリアな味で飲みやすく、リーズナブルな価格設定なので、毎日の水分補給に適しています。カフェイン量が少ないので、寝る前にもおすすめです。 かめりあ おすすめ商品はこちら
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