ブレンドという楽しみ方
今年の梅雨は近年になく長期的に、記録的な大雨が続いていますね。
広い地域で、局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降り、大規模な河川の氾濫も発生しています。このたびの九州地方並びに各地の豪雨により、被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞い申し上げますとともに、被災地の一日も早い復旧を、心よりお祈り申し上げます。
コロナに続いての豪雨
コロナに振り回された数カ月。まだ日常生活も落ち着かないうちに、今度は豪雨とは。
これも温暖化の影響なのでしょうか?
コロナで「おこもり」に続いて、長雨で「おこもり」となると、気持ちも段々暗くなってしまいます。 気持ちを明るく、前向きに、体の健康と共に心の健康にも注意が必要ですね。
これも温暖化の影響なのでしょうか?
コロナで「おこもり」に続いて、長雨で「おこもり」となると、気持ちも段々暗くなってしまいます。 気持ちを明るく、前向きに、体の健康と共に心の健康にも注意が必要ですね。
心を癒す一服のお茶
昔から、心身共に疲れた時の対処法として、睡眠や漢方(今でいう薬ですね)などとならんで、「一服のお茶」が効果があると伝えられているようです。 気がつかれた方いらっしゃいますか? 一杯ではないんです。一服(ぷく)なんです。 これは、お茶の歴史に深く関わる、栄西禅師の「喫茶養生記」に由来するそうです。 日本にお茶を伝えたこの喫茶法の中で、 一、喫茶法には、「白湯、只沸水云也。 極熱点服之、銭大匙二三匙、多少随意、 但湯少好、其又随意云云。」 と伝えています。詳細は略しますが、「熱いお湯を入れて・・・」という感じです。 ここで、お茶について「点てる」(たてる)という表現と合わせて、「之を服す」という言葉が使われています。つまり、お茶は中国から「薬」として伝わった、という伝聞に繋がってくるわけですね。 今のように科学的に分析はされていなくても、「心を穏やかにし、リラックスさせる作用」とか、「毒消し(最近では抗菌性として判明)」として使えることを、経験的に理解していたのだと思います。 |
「お茶を愉しむ」こと
とはいえ、薬のように難しい顔して飲んでいても楽しくないですね。 せっかくですから、お茶を楽しみながら健康にも役立てたいと思います。 そのためには、もっとお茶の時間を遊びまくることを考えたいと思います。 そんな提案を考えて皆さんにお伝えするのも、「お茶屋」の仕事の一つじゃないかと思います。 |
マイブレンドという楽しみ方
お茶の楽しみ方にも色々ありますが、コーヒーでもお茶でも「ブレンド」というと皆さんプロの領分と思われている方が多いようです。 でも、「自分で好みのブレンドを楽しむ」のも一つの楽しみ方でしょう。 自分だけのブレンド、言わば「マイブレンド」という楽しみ方です。 前回、お茶とその他の天然フレーバーでのマイブレンドの楽しみ方に少し触れました。 お茶とフルーツなどの他の食材でしたので、ティーバッグが便利でしたが、今回はお茶に限定したブレンドです。リーフのほうが便利でしょう。 |
ティーバッグとリーフ
お茶の商品には、1回分ずつネットで包まれた「ティーバッグ」と、昔ながら(?)にお茶っ葉を袋に詰めたものがあり、一般的にティーバッグに対し、リーフといいます。 リーフ茶は、茶こしのついた急須やティーポットなどの道具(茶器)を使って入れます。 緑茶も紅茶も、製法の違いだけで、もとは同じお茶の葉から作られます。だから、紅茶用のティーポットで日本茶を入れてもまったく問題ありません。 さて、本題はブレンドですね。 リーフ茶は、人数分の茶葉を茶器に入れてお湯を注いで淹れますが、おおよそ一人分2gが目安となります。 この時、お好みで数種類の茶葉を茶器に入れるだけで、ブレンドは完成です。どうです?簡単でしょう? 注意点は一つ。同じブレンドは、感覚だけで再現は不可能でしょう。混ぜたお茶の種類と分量、お湯の温度や量をメモしておくことをオススメします。 |
ブレンドする種類ですが、緑茶とほうじ茶はむしろスタンダードかも知れません。 緑茶と紅茶のブレンドも、海外ではGreen & Black Tea などと既に商品としても飲まれています。 緑茶だけでも、産地・品種でかなりの数のお茶が市販されており、それぞれに香り・味・色(水色)に違いがありますから、色々と混ぜてみるのもおもしろいかも知れません。 お湯の温度や、(氷)水出しなどの淹れ方でもその味わいは、がらっと変わります。 |
「おうちカフェ」を少しでも楽しむ為に、あなただけのお気に入りのマイブレンドを見つけてみて下さいね。 |