お茶請けとは?
お茶を飲むときにつきものの「お茶請け」
一緒に食べるお菓子や漬物などが代表的ですよね。
今回はお茶を飲むときに欠かせない「お茶請け」について調べてみました。
お茶請けの歴史
お茶請けと聞くと、ついついお饅頭やクッキー等甘い物が思い浮かびますが、以前は砂糖が貴重品だったこともあり、甘い物ではなく、木の実や麩(ふ)焼きや栗、干し柿、シイタケをみそで炊いたものなどが、お茶請けとして使われていたようです。 砂糖が日本に入ってきた近世以降(平安時代の終わり頃~鎌倉時代頃)から、徐々に甘いお菓子が普及するようになっていったようです。 |
お茶請けの由来
どうしてお茶「請け」なのでしょう?お茶「受け」ではダメなのでしょうか?「請ける」と「受ける」の違い「請ける」には「支える」の意味があります。そのことから「お茶を支える」「お茶を引き立てる」と意味が転じ、 「お茶請け」が使われるようになったようです。 |
お茶請けの目的と役割
お茶請けの本来の目的は「お茶の味を引き出す」ことと、
お客様にお茶を飲んでいただく際の「おもてなしの心」なのだそうです。
また、お茶請けには、お茶の味を引き出すだけでなく、他にも大事な役目があるのです。
お茶には茶カテキンやカフェインといった胃を刺激する成分が多く含まれているため、
「お茶請け」を先に胃に入れることで、これらの成分の刺激を和らげてくれるそうです。
お腹がすいた時にはブラックコーヒーではなく、ミルクや砂糖を入れて飲むほうが胃に良いと言われているのと同じメカニズムです。
お茶請けにも、胃をいたわるために先人が生んだ「智恵」がたくさん詰まっていますね。
お茶とお茶請けの出し方お茶とお茶請けを出すときは、お客様からみてお茶が右、お茶請けが左にくるように出すのが基本。おしぼりを出す場合はお茶の右隣にへ。出す順序は ①茶菓子、②お茶、③おしぼり です。 |
それぞれのお茶に合う「お茶請け」を選んでみましょう
お茶請けの本来の目的である「お茶の味を引き出すこと」を意識して、かめりあスタッフがお茶とお茶請けの組み合わせを考えてみました。 良かったら参考にしてみてください。
ようかん・煎茶 ・深むし煎茶 ・抹茶 煎茶や抹茶のような香り高く、渋みとコクのあるお茶がよく合います。 甘~い羊羹には旨み、苦旨みがありコクと香りの有る深むし煎茶もお互いを引き立ててくれます。 | クッキー・紅茶 ・煎茶 ・ほうじ茶 甘いクッキーには、紅茶や煎茶が良く合います。全粒粉を使った素朴な焼き菓子は独特の風味があるため、香ばしいほうじ茶が合います。後口もさっぱりさせてくれます。 | チョコレート・煎茶 ・深むし煎茶 ・紅茶 ミルクチョコレートには深蒸し茶や煎茶。ホワイトチョコには抹茶や紅茶が合います。以前「チョコに合う飲み物は?」という特集を組ませていただいたので、詳細はこちらからどうぞ。 |
お煎餅・ほうじ茶 ・玄米茶 ・煎茶 お煎餅には、ほうじ茶や玄米茶のような香ばしいお茶が良く合います。 お互いの香ばしさを引き立ててくれます。 | ケーキ・紅茶 ・煎茶 ・深むし煎茶 生クリームやチョコレートの甘いケーキには、濃い味の深蒸し煎茶 パウンドケーキ等のバター風味のケーキには紅茶や煎茶が良く合います。 | 漬物 や ピクルス・煎茶 ・ほうじ茶 ・玄米茶 甘みがある漬物には、煎茶か抹茶。しょっぱい漬物には、ほうじ茶や玄米茶がよく合います。 ピクルスには さっぱりとした煎茶が合います。 |
かめりあおすすめのお茶請けは?
かめりあ商品で人気のお茶クッキー。 静岡県産の茶葉と国産小麦粉を使い、素材、原料にこだわったお茶クッキーはお茶との相性も抜群。 お茶クッキーは、緑茶・ほうじ茶・玄米茶の全部で3種類。お茶とお茶請けの組み合わせを考えてギフトも作ってみました。 お茶クッキーのギフトはこちらから お茶クッキー単品はこちらから |
まとめ
お茶につきものな、「お茶請け」。 お茶請けに、これといった決まりはありません。 お茶を飲むシーンに合わせて、お茶とお茶請けの組み合わせを考えたりするのも、楽しいですよね。 お気に入りのお茶とお茶請けの組み合わせを見つけて、 ティータイムをよりいっそう楽しんでいただけたらな~と思います。 |