夏には夏のショウガの力!?
長くうっとうしい梅雨が過ぎ、夏はすぐそこ。皆様いかがお過ごしでしょう?
季節の変わり目は体調を崩しがちです。 体調の変化にご注意下さいね。
冬を過ごした生姜ほうじ茶
この冬を共に過ごした「生姜ほうじ茶」。ちょうどピッタリ使い切っていれば良いですが、いくつか残ったティーバッグが・・・
「仕方ない。もったいないから、寒くなるまで取っておこう」なんて思っていませんか?
夏には夏の「生姜ほうじ茶」の飲み方があるんです。
「仕方ない。もったいないから、寒くなるまで取っておこう」なんて思っていませんか?
夏には夏の「生姜ほうじ茶」の飲み方があるんです。
意外と知らない「ショウガの力」
ショウガは、生姜(しょうきょう)と呼ばれ、中国では紀元前500年頃から薬用として利用されており、発散作用、健胃作用、鎮吐作用があるとされています。 ところで、ショウガの辛味成分にはショウガオール(主にカラダを温める成分)と、ジンゲロール(主に発汗を促し、熱を下げる作用)という2種類があります。 冬場には、暖かい生姜のほうじ茶が体を暖めてくれる効果がありますが、最近夏場に話題になる水分補給にも生姜のほうじ茶はオススメです。 さすがに、暑い時期です。夏場は「水出し 生姜のほうじ茶」などはいかがでしょう? 胃腸が弱る時期です。胃腸にやさしく、発汗を促すことで体にこもった熱を下げる効果や、一時期流行りのデトックス効果なども期待できるようです。 |
昔からの民間療法
食の欧米化で、油ものや肉食が増えている昨今ですが、夏場のショウガは特別なものではなく、実は昔から普通に食べられていましたね。 例えば、冷や奴の薬味は定番ですが、真偽は別として夏場に刺身などの生魚を食べる時、お年寄りに「当たらないよう毒消しにショウガを一緒に食べる」ように言われた記憶があります。 きっと、昔の人もショウガの力を経験的に理解していたんだと思います。 |
お茶に合うショウガの風味
どんなに良いものでも、その素材が持つ風味として、お茶と合わせて合うものと合わないものがあります。もちろん、その方の好みもあろうかと思いますが、ショウガはお茶と合うフレーバーの一つじゃないかと思います。 寒い季節、「体を暖める」目的なら、普通にお湯で入れたショウガのほうじ茶が合うと思います。 お好みで、砂糖や蜂蜜をほんの少し入れる方もいらっしゃいますね。 さて、本題は「暑い時期の飲み方」です。 暑い時期には、「水出し」の生姜ほうじ茶が、オススメです。 |
夏の水出し「生姜ほうじ茶」のススメ
夏には、最近では熱中症対策で水分を多めに取るように心がけている方が、多いと思います。 「生姜が発汗を促すって逆効果では?」と思われるかもしれませんが、東洋医学的には、生姜は「気・血・水」の流れを正常にするとされているそうです。 病気になる場合はこのいずれかが「滞る」状態になったり「汚れる」状態にあると考えられているそうで、「水」では「水滞」や「水毒」という状態を指すそうです。 つまり、発汗を抑えるのではなく、発汗で体熱を下げると共に老廃物を排出し、新たに水分を取り入れる、「循環」させることが大事なんだそうです。 生姜は、そんな調整をしてくれる力があるそうですから、夏の水分補給でも「生姜ほうじ茶」をオススメしています。 |
毎日美味しく健康に
その他にも、水出しでしか出ない免疫力を高めるカテキン成分のお話とか、既に発表されているお茶の研究成果も多数ありますが、それはまたの機会に。 でも毎日美味しく頂くお茶習慣が、健康維持の一つとして役立つなんて素敵なことだと思いますが、いかがでしょうか? 夏には夏のお茶の楽しみ方!ぜひお試し下さい! |