天然素材のウイルス対策!?
暖冬といわれた冬が過ぎ、春分を迎えると各地から桜便りが聞こえます。
入園、入学、就職、転職など新生活への準備が弾む頃ですね。
様々な春の花が咲く頃には同時に花粉症もピークとなる季節です。
また、インフルエンザは例年1~2月がピークで、3月にはそろそろ落ち着く頃といわれますが・・・
今年は、新型コロナウイルス感染症による肺炎が大流行…。
国を挙げて対策に取り組むも、ジワジワと広がってきています。インフルエンザのシーズンと重なり、それなりに対策をされていた方も多いはずですが、それなのにこの広がり方・・・コワいですね。
インフルエンザと新型肺炎の違いは?
報道では、インフルエンザも新型コロナウイルスも、呼吸器系の症状が出て 飛沫(ひまつ)感染をする点が共通しているそうです。 そのうえで重要な違いとして、新型コロナウイルスについて、これまで得たデータからみるとインフルエンザほど感染力は高くないそうです。 一方で、季節性インフルエンザに比べ、新型コロナウイルスに感染すると「症状が重症化する患者がより多い」そうです。 新しいウイルスのため、予防接種も開発途上のうえ、免疫を持つ人が少ないことが原因と考えられているようです。 |
個人でできる予防法を考えてみる
「熱やセキ」など気になる症状があれば、まずお医者さんに・・・
と、言いながら、かえってよりハードなお土産をもらってきてしまう心配もあります。
個人でできることはあるのでしょうか?
昨年12月にも、インフルエンザ予防を取り上げましたが、
新型コロナウイルスも基本は同じのようです。
飛沫感染は、乾燥によりウイルスが広がるので、適度な加湿は効果的なようです。
飛沫感染は、乾燥によりウイルスが広がるので、適度な加湿は効果的なようです。
ですから予防法としても、乾燥が原因なら「鼻・のどの粘膜」の状態を常に「適度に湿った」状態にしておくことが効果的ということなのでしょう。
マスクも、取り込まない・散らさない双方の面で有効なだけでなく、鼻や口のまわりの乾燥を抑える意味でも効果があるのではないか?と思います。
マスクも、取り込まない・散らさない双方の面で有効なだけでなく、鼻や口のまわりの乾燥を抑える意味でも効果があるのではないか?と思います。
そして、殺菌と加湿を兼ねた「うがい」も手軽な予防法ですね。
お茶うがいの有効性~カテキンの殺菌作用
「うがい」の効果を最大限にするためには、「お茶うがい」が効果的ということをご存じですか? 既に、多くの医療機関・研究機関がその検証情報を発表しています。 「洗浄する&適湿を保つ」うえで、 「うがい」は有効と考えられますが、それをお茶ですると何が良いのでしょうか? それはお茶に含まれる「カテキン」の効果です。 実験の結果、多くの細菌類の殺菌に要する時間はそれぞれの細菌で異なりますが、普段飲んでいる濃さの十分の一の薄さのお茶1mlで1万個の細菌を殺菌するそうです。 また、カテキンには殺菌作用のほかに、細菌が出す毒素を解毒する働きもあるそうです。 |
カテキンの抗ウイルス作用
お茶のカテキンについては、多方面で研究が進んでいます。そんなカテキンは、細菌とともにウイルスにもその効果を発揮します。 ちょっと難しい話になりますが・・・ ウイルスは、細菌と違い自分で増殖するのではなく、特定の細胞に取りついてその細胞の中で増殖します。 そして、ウイルスは突起(スパイク)を持っていて、その先に細胞と取りつくジョイント部分があります。 スパイクにはウイルスによってそれぞれ固有のマークがついています。一般的にワクチンによる予防は、体の中にウイルスの抗体を作り、その抗体がスパイクのマークをとらえて細胞に取りつくのを防ぐという仕組みだそうです。そのため、例えばインフルエンザではマークの種類の違うインフルエンザウイルスが複数あるため、ワクチンで作られた抗体とマークの合わないインフルエンザウイルスの感染を防ぐことができないんだそうです。 一方で、カテキンのウイルス感染予防効果は、ジョイントの部分をふさぐものであるため、ウイルスのマークの違いによらず発揮することができるそうです。 ということは、インフルエンザに限らず新型コロナウイルスへの効果も期待してはダメで しょうか? 出典:「奇跡のカテキン」島村忠勝(PHP研究所) |
手軽にできる予防法
緑茶を使ったウイルス感染対策としては、やはり「お茶うがい」でしょう。 特別な事は必要無いのです。また、新しいお茶も必要ありません。 普通にお茶を淹れて 美味しく頂き、残った茶殻で再度淹れたお茶を「うがい用」に使って下さい。 有効成分の「カテキン」は温度が高いほど出やすいので、これに関してなるべく熱いお湯で出したお茶が良いかも知れませんね。 水出し冷茶の「茶殻」を熱湯に浸すだけでも、うがい用の成分は充分に抽出出来ます。 あとは冷まして「うがい」に使うだけです。 なんて「経済的」なんでしょう! 注意点は一つ、お茶には保存料などは含んでいません。 また、タンパク質が含まれるため長時間の放置では、腐敗もします。 抽出液の長時間の保存はお避け下さい。 |
うがいも大事だけど・・・!?
個人的には、1~2時間に1回ちょっと休憩して「温かいお茶を美味しくいただく!」これが一番かと思います。 喉を潤しながら殺菌もしてくれますし、なにより心の健康にも効果があるのではないでしょうか? それに、薬は容量・用法に限度や制限がありますが、緑茶は天然素材の食品です。常識的な範囲で、飲む量や回数に制限はありません。 外出先や学校でも“水筒に熱いお茶”なら持っていけますし、“ビタミンC”の補給まで出来てしまいます。ビタミンCは免疫機能を高める為に有効だそうです。 緑茶を『飲むマスク』と考えれば、体にやさしい天然素材のウイルス対策になるのではないでしょうか? お茶で、美味しく!健康に! 元気に春からの新生活を迎えましょう! |