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お茶は飲むマスク!?

毎年、春分を迎えると各地から桜便りが聞こえます。 入園、入学、就職、転職など新生活への準備が弾む頃ですね。
様々な春の花が咲く頃には同時に花粉症もピークとなる季節です。  また、インフルエンザは例年1~2月がピークで、3月にはそろそろ落ち着く頃といわれますが・・・  2020年には、新型コロナウイルス感染症による肺炎が大流行。
国を挙げて対策に取り組むも、ジワジワと広がってきています。インフルエンザのシーズンと重なり、それなりに対策をされていた方も多いはずですが、それなのにこの広がり方・・・コワいですね。

ことばの由来!?

『お茶は飲むマスク』と言うと、皆さん何のこと?と聞かれます。 これは、「ことわざ」でも「標語」でもなく、だから国語辞典にも(おそらく)載ってません。 お茶処と呼ばれる静岡で、誰が言い始めたというわけでもなく、ですから、知る人は知っていますが、知らない人は全く知らないようですね。
多くは、お茶農家やお茶に携わる仕事をしている方や、その家族、それも年配の方に比較的多いのではないでしょうか?
子供の頃、ちょっと鼻水が出たり咳き込んだりすると、お年寄りから「風邪ひかんようにお茶飲みな。」とか、「〇〇ちゃん、風邪をひいたっていうから、うつらないようにお茶飲みなさい。」とか・・・ こんな言われ方をしました。
そして、「なんで?」って聞くと、「お茶は飲むマスクだから、毎日お茶飲んでれば風邪ひかないんだよ!」と。
今のように「科学的な検証」など無いころの話です。おそらく、「経験に基づく先人の知恵」というところでしょう。

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科学的に検証されてきたお茶の有効性~カテキンの殺菌作用

そんな「緑茶の機能性」ですが、統計的には多くの具体例が伝えられてきました。

例えば、毎日お茶を飲んでいる方は胃がんのリスクが低減する、風邪予防にはお茶が効果ある、こまめなお茶うがいを続けたらインフルエンザの罹患率が減ったなどです。
そして、最近の研究でその理由が科学的に証明されてきています。
一つの例をあげれば、うがいの効果を最大限にするには「お茶うがい」が効果的という研究で、
既に多くの医療機関・研究機関がその検証情報を発表しています。
その理由は、お茶に含まれる「カテキン」の効果なんです。

実験の結果、多くの細菌類の殺菌に要する時間はそれぞれの細菌で異なりますが、普段飲んでいる濃さの十分の一の薄さのお茶1mlで1万個の細菌を殺菌するそうです。
また、カテキンには殺菌作用のほかに、細菌が出す毒素を解毒する働きもあるそうです。 


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特筆すべきことは、その対象範囲の広さではないかと思います。
細菌とウイルスを例にすると、抗生物質は細菌には効果がありますが、ウイルスには効果がありません。
また、インフルエンザはウイルスですが、その予防に使われるワクチンは、ウイルスの型が違うと効果が薄いそうです。
ですから、予防接種したのにインフルエンザにかかったという事が起きるそうです。
でも、先の実験でカテキンの殺菌効果は、細菌・ウイルス関係なく、またウイルスの型も関係なく効果があることがわかったそうです。 そのうえ、天然の素材ですから普通に店頭で購入でき、お医者さんの処方箋もいりません。
体に優しく、しかも毎日おいしく楽しむことが予防につながるなんて、とてもステキなことだと思いませんか?

お茶とマスクの関係?

ウイルス 茶
大きな社会問題となっている「新型コロナウイルス」について考えてみました。
店頭からマスクが消え、入荷も未定。 日常的に必要としている医療機関でもマスクが
不足などと終息する気配が見えないところが怖いですね。
報道では、インフルエンザ新型コロナウイルスも、呼吸器系の症状が出て
飛沫(ひまつ)感染をする点が共通しているそうです。 
そのうえで重要な違いとして、新型コロナウイルスについて、これまで得たデータからみるとインフルエンザほど感染力は高くないそうです。
 一方で、季節性インフルエンザに比べ、新型コロナウイルスに感染すると「症状が重症化する患者がより多い」そうです。 
新しいウイルスのため、予防接種も開発途上のうえ、免疫を持つ人が少ないことが原因と考えられているようですね。
高齢者や体力のないお子さんは注意が必要ということはわかりますが、「外出を控えろ」と言われても、通院や食事などの買い物など、出なければならない用事もあります。 でも、マスクはありません。 どうしたらよいでしょう?
せめて、個人でも手軽にできることの一つとして、「飲むマスク」を試してみませんか?
難しいことじゃありません。 1日に何度かお茶の時間を設けるだけです。 回数に制限はありません。
美味しくお茶を頂くと同時に、ウイルスが侵入しやすいと言われる喉や鼻の粘膜をお茶のカテキンが殺菌してくれる効果が期待
できるんじゃないかと思います。
美味しく頂いたあとの茶殻も、もう一度熱湯で淹れてから冷まし、うがいや鼻うがいに利用すれば、さらに効果倍増じゃないかと
思います。

カテキンって本当に効くの?

ここまで、お茶の機能性についてお伝えしましたが、そんな「なんでも効くよ!」みたいな話、信じていいのか? という方の為に、もう少し抗菌作用について専門的な話に触れてみたいと思います。

ウイルスは、細菌と違い自分で増殖するのではなく、特定の細胞に取りついてその細胞の中で増殖します。

そして、ウイルスは突起(スパイク)を持っていて、その先に細胞と取りつくジョイント部分があります。

スパイクにはウイルスによってそれぞれ固有のマークがついています。一般的にワクチンによる予防は、体の中にウイルスの抗体を作り、その抗体がスパイクのマークをとらえて細胞に取りつくのを防ぐという仕組みなんだそうです。

そのため、例えばインフルエンザでは「マーク」の種類の違うインフルエンザウイルスが複数あるため、ワクチンで作られた抗体とマークの合わないインフルエンザウイルスの感染を防ぐことができないんだそうです。

 

一方で、カテキンのウイルス感染予防効果は、ジョイントの部分をふさぐものであるため、ウイルスのマークの違いによらず発揮することができるそうです。
簡単にいえば、「カギ穴に合わせて塞ぐ」のではなく「カギそのものを覆い隠してしまう」ので、ウイルスの種類を問わない、ということでしょうか。
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出典:「奇跡のカテキン」島村忠勝(PHP研究所)
しかし、この「仕組み」の理解が正しければ、ウイルスの種類を問わないということですから、「未知の新型ウイルス」への効果も期待できるのではないか?と考えています。
そのエビデンスについては、専門の研究者の方々の研究発表に期待するしかないですが、「マスク不足」が社会問題化している現在、何もしないよりは・・・と考えてしまいます。


他にもある昔からの過程の知恵

いろいろ調べる中で、お茶にまつわるおもしろい話を目にしました。
「茶殻を使ったお掃除」のお話です。
まだ掃除機の無い時代、ご家庭ではごく普通に「急須でお茶」が飲まれていました。
そして、その当時のご家庭では、「茶殻」をそのまま捨ててしまわず、軽く絞って畳の上にバラまき、それをほうきで掃いて、部屋の中を掃除したそうです。
「茶殻」以外に濡らした新聞紙をちぎって撒いたりということもあったようですが、目的は細かなホコリを湿った茶殻や新聞紙に吸着させて、効果的に掃除をすることだったようなんですが・・・
ある、研究の中での「お遊び」で、「茶殻」と「濡れ新聞」で掃除の前後の畳などの雑菌の量を調べたところ、「茶殻」で掃除した後は他に比べて「雑菌」の量が少なかったそうなんです。
もちろん、「除菌」と呼べるレベルではなかったようですが、予想外の結果に驚き、その後の研究で、茶殻に付着していたカテキンの除菌効果とわかったそうです。

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あらためて、身の回りを見てみると「緑茶」の抗菌性は、飲用意外に様々な分野で研究・報用されていることがわかります。
たとえば、除菌・消臭剤などの分野でも、成分に「緑茶抽出物」などの記載があったりします。
一部の「抗菌性の壁紙」では、「緑茶成分を素材に練り込んで・・・」などの説明がありました。
意外と知られていない緑茶の「抗菌性」。 個人でできる感染予防に利用しない手はないんじゃないでしょうか?


手軽にできる予防法

それでは、最後に緑茶を使った手軽な予防法をまとめてみました。
緑茶のカテキンに注目するならば、ペットボトルのお茶よりも「リーフ」のお茶を「お湯」で淹れるのがベストでしょう。 抽出されるカテキン量が違うと思います。
そして使い方としては、やはり「お茶うがい」でしょう。   
特別な事は必要無いのです。また、新しいお茶も必要ありません。
普通にお茶を淹れて 美味しく頂き、残った茶殻で再度淹れたお茶を「うがい用」に使って下さい。   
有効成分の「カテキン」は温度が高いほど出やすいので、これに関してなるべく熱いお湯で出したお茶が良いかも知れませんね。    
水出し冷茶の「茶殻」を熱湯に浸すだけでも、うがい用の成分は充分に抽出出来ます。あとは冷まして「うがい」に使うだけです。  なんて「経済的」なんでしょう!

注意点は一つ、お茶には保存料などは含んでいません。  また、タンパク質が含まれるため長時間の放置では、腐敗もします。  抽出液の長時間の保存はお避け下さい。
急須 かめりあ お茶 通販茶 かめりあ 温度


うがいも大事だけど・・・!?   




クローバー
個人的には、1~2時間に1回ちょっと休憩して「温かいお茶を美味しくいただく!」これが一番かと思います。 喉を潤しながら殺菌もしてくれますし、なにより心の健康にも効果があるのではないでしょうか?
それに、薬は容量・用法に限度や制限がありますが、緑茶は天然素材の食品です。常識的な範囲で、飲む量や回数に制限はありません。
外出先や学校でも“水筒に熱いお茶”なら持っていけますし、“ビタミンC”の補給まで出来てしまいます。ビタミンCは免疫機能を高める為に有効だそうです。
緑茶を『飲むマスク』と考えれば、体にやさしい天然素材のウイルス対策になるのではないでしょうか?
お茶で、美味しく!健康に!  皆さんの健康生活に「緑茶」がお役に立つことを心から願っております!



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